24年ぶりの電子レンジ買い替え
この度、24年間使った97年製の日立オーブンレンジを買い替える決意をしました。
すごいですね。ほぼ四半世紀です。
筆者の人生で何よりも誰よりも長く一緒にいるわけです。
モノに情を持たないように気をつけている筆者でも、別れが辛くて手放せずにいました。
まだ動いてはいましたが、動くからと言って使い続けて火災や事故につながってもいけないなと思い苦渋の決断をいたしました。
電子レンジ爆発のニュースなんかもありましたし…。
新しく購入するオーブンレンジを使いこなすことによって、葬いになる!なんて訳のわからないことを思って涙しました。
欲しかった機能
新しいオーブンレンジを購入するにあたって、機種選定を非常に悩みました。
だって、あんまり差がないんですよね。
こないだ買い替えた洗濯機なんかは各メーカー特徴があって比較するのも楽しかったのですが、オーブンレンジはあんまり差が見つからないんです。
筆者が料理に疎いので感受性が低いだけかもしれませんが。
とりあえず、自分が欲しい機能で絞ってみることにしました。
2品同時あたため
これがついていると「できる子」なイメージがありますよね。ぜひ欲しい機能です。
オーブン300℃
量販店の店員に聞いたのですがオーブンの最高温度が250℃なのか300℃でオーブンレンジのランクが決まるようです。
ならば300℃一択で!
ちなみにこの点は東芝が優れており350℃までの高温調理が可能です。すごい!
レンジ最高出力1000W
やっぱりレンジでも火力は大事じゃないですか!強そう!()
豊富なオートメニュー
せっかく最新のオーブンレンジを買うのですから、いろんなオートメニューを試したいなと思っちゃいますよね。
だいたい上位モデルになるほどオートメニューが多くなります。
スマホ連携
ガジェット好きとしては、外せない機能です。
スマホで豊富なメニューを選んで調理したいじゃないですか!
過熱水蒸気
この点本来ならばウォーターオーブンを名乗るシャープのヘルシオが良いとは思うのですが、以前(大昔)実家で買ったシャープの電子レンジが購入直後から壊れまくってたんでちょっと考えちゃいます。こういう印象は引きづりますね。
ウォーターオーブンは水蒸気のみで調理し脱油減塩に優れ、素材の美味しさを保つ低酸素調理ができるとのこと。他メーカーの過熱水蒸気式は加熱にヒーターなどの補助を加えて仕上げます。
前面にメニューの印刷がない
ほら、よくあるじゃないですか、前面ドアパネルにメニュー表みたいなのがいっぱい書いてあるやつ。
見た目スッキリさせたいので、文字がないものを選びたいです。
ぶっちゃけ機能差は大きくない?
それで色々調べるのですが、各メーカー上位機種で比較するとやはり機能差があまりないように感じます。
目立つのは前述した東芝石窯ドームの350℃とシャープヘルシオのウォーターオーブンくらい。
どのメーカーも筆者が望んでいる機能は全て網羅されていました。
ちなみにtwitterのアンケートではこんな人気順でした
見た目とコスパで日立にしようかと思ってたけどシャープや東芝もいいって言うし…よくわからんw
— toshiboo🌘 (@toshiboo) September 6, 2021
人気順というより認知度順といった感じでしょうか。
日立はフラッグシップなのに安いのが決め手
購入した2021年9月時点での日立のフラッグシップモデルである MRO-W1Z ですが、フラッグシップなのに6万円台というお値頃感です。
他メーカーは十数万円が当たり前なのですが。
その理由の一つは大型タッチパネル液晶が搭載されていないことでしょう。
逆にいうとタッチ液晶こそがフラッグシップの証なのかもしれません。つまり日立はフラッグシップ不在とも言えなくはないですね。
確かに本体での操作性は大型タッチパネル液晶があった方が直感的で良さそうですが、豊富なオートメニュー選択などはスマホでやれば問題ない、というかスマホでやりたいんです。だからやっぱり大型タッチパネル液晶はなくても良い。
実際に店頭で触ってみても特に使いにくさを感じるものではなかったので、日立の MRO-W1Z に決めた次第でございます。
その後、日立からも大型タッチパネル液晶 搭載の機種(MRO-W10Z)が発表されました。
スペックシートを見る限り機能的には MRO-W1Zと差はなさそうに見えます。でもやはり10万円を大きく超え15万円近い価格となりそうです。
大型タッチパネル液晶の付加価値すごいですね…。
実際に使ってみて
まだ大したものを作ってはいませんが、1ヶ月ばかし使ってみてのざっとした感想です。
- オートメニューすごい(ローストビーフ作った!ボタン押すだけ!)
- あたためももちろんバッチリ
- スマホで選んでメニューを送信するのが楽しくて便利
- そのアプリの出来はちょっとイマイチ(十分使えるけど)
- 底面テーブルプレートが丸ごと取り外せて丸洗できるのは良い
- ビルドクオリティに甘さを感じる
実は微妙な初期不良で新品交換してもらったのですが、それ以外は非常に良いと思いました。
アプリの出来はご愛嬌ですね…日立ですから。
ヘルシーシェフアプリですが、複数のスマホ端末を使うには、端末ごとに異なる日立メンバーズクラブのアカウントが必要となるようです。 Gmailのエイリアスを使って3つアカウントも作りましたが、非常に面倒です…。
返品交換の理由
返品した理由ですが、上面から見てドアがわずかに斜めにセットされてました。
そのおかげなのか、ゆっくりドアを閉めると庫内灯がつきっぱなしになります。
メーカーに修理に来てもらいましたが、修理調節後もあまり変わらず…
ゆっくり閉めなければ問題ないのですが…
これで納得いかないなら、販売店に申し出て新品交換してもらってくださいと言われました。
ネット通販だったので心配でしたが、その旨を購入店に伝えました。
購入店から直接メーカーへ確認が行き、無事交換することができました。
届いた交換品はドアの取り付けも開閉も問題ありませんでした。
はーよかった。
交換方法は、新品を先に送ってもらい到着時に開梱し、その場で箱の中身を入れ替えて発送しました。その間佐川の兄ちゃんには待ってもらいましたがスムーズに交換できました。ネット通販でもこんな対応できるんですね。
ただやっぱりというか、made in THAILAND だからでしょうか、
ドアハンドル部が軋むような…時間と共にこなれてくると思いますが、ビルドクオリティはもう一つだなと思う部分が他にもちょこまかと。
問題になる部分はないのですが、全体的にわずかなクオリティの低さは感じます。
24年間変わらぬメロディ
という感じで、地味ながらもそつのないハイエンドスペックで、お買い得感の高い、日立ヘルシーシェフ MRO-W1Z でした。
なんと言っても泣けるのが、なんと24年前の機種と操作音が全く同じでした。
若干音痩せした気もしますが笑、これまた地味に嬉しくて。
単純にコストかけてないだけかもしれませんが笑
生活に馴染みすぎた音なだけに買い替えても異物感がないのが良いですね。次回の買い替えも日立にしようかななんて思っちゃいます。
ちょっと音痩せがあるか?w pic.twitter.com/vqpALfhCO5
— toshiboo☀ (@toshiboo) September 18, 2021