喫煙による新型コロナウイルスによる肺炎の重篤化が言われる中、このタイミングで禁煙を決意される方も多いかと思います。
筆者の経験上でも禁煙は非常に難しく、なかなか自分の意思だけでは困難です。
人それぞれ合う方法、合わない方法もあると思いますしね。
その中での一つの例として、十数年間 1日40本喫煙してきたにも関わらず、なんとか禁煙成功した筆者の体験談を書いておこうと思います。 すでに禁煙してから16年以上が経ちました。その間1本も吸っていません。えっへん😤
やめようと思ったきっかけ
筆者の場合は大病を患い心臓疾患の持病を抱えてしまいましたが、それは全く禁煙と関係ありませんでした😂😂😂
いや、ほんとはやめなきゃいけないし絶対がつくほど吸ってはいけないんでしょうが、やめられませんでしたしやめませんでした。
吸えない場所にいることがストレス
じゃあ、何がきっかけでやめたいと思ったか。
1日40本以上、寝ている夜中もニコチン切れで起きて吸うほどヘビースモーカーではありましたが、日中1時間くらい吸わないことは平気でした。
しかし吸えない場所に5分でもいることにすごくストレスを感じました。
2000年が始まったころだったと思いますが、いろいろな公共施設や病院での禁煙が始まり簡単に吸えない場所がぼちぼち多くなりはじめました。
ちなみにこの頃はまだ病院でタバコが吸えましたよ。今では考えられませんが、外来はもちろん入院中でも主治医に見られなければ咎められず病院内の喫煙所で普通に吸えました。屋上でも吸えましたね😅
そんな時代でしたが禁煙化の波が進み、吸えない場所が徐々に多くなり、その場所にいることがとてもストレスに感じました。
それに加え海外旅行を計画していたので、機内では長時間吸えないことや、海外だとすでにほとんどの屋内施設で吸えなかったこともあり、ストレスMAXになることは容易に想像できました。
それが嫌で禁煙を決意しました。
いろいろ試してダメだったこと
実際禁煙成功に至るまでには、ご多分に漏れず様々な方法を試しました。
意思だけでやめる
まあまず無理です(笑)
ほんと何回もチャレンジしましたけど無理でした。
意思だけで禁煙できた人尊敬します…
禁煙外来も数度チャレンジしたが
体に貼るパッチやらニコチンガムを試しましたが、パッチを貼ってニコチンガムを噛みながらタバコを吸ってました😅
ニコチンの過剰摂取が気持ちよかったです(よくない)
ニコチンもですが、どっちかというと煙の喉越しを欲していたような気がします。
ほんと重症ですね…
買わないルール
もらいタバコはOKで、徐々に減煙していく方式です。
「自分で買わなければ、必然的に吸う機会が減りタバコを断つことができる。」そう信じていました。
失敗した中では意外と一番惜しかった気もします。
ただ、終盤は街中の灰皿から吸い殻を漁るようなことまでやってしまってましたので、どう考えても正常ではありませんでした。
今考えるとほんとひどいですね😅
どんな汚いジジイが咥えていたものかもわからないのに…😱
成功した方法
禁煙セラピーを読む
まあ、ド定番ですが、アレン・カー著の「禁煙セラピー」です。 どんな内容だったかもうあまり覚えていませんが、タバコを吸いながら読み終わりました。
確か、「タバコを吸うと落ち着く、集中力が高まるなどはタバコが生み出す幻想」だとかそんなことが書いてあったと思います。
読み終えると不思議とあまりタバコを欲しいと思わなくなりました。
この本を読んでの禁煙成功率はそんなに高くないとか言われる方もおられますが、禁煙にかけるコストとしては非常に安いものですので、騙されたと思って読んでみるといいと思います。筆者の場合禁煙成功した一因は間違いなくこの本によるものです。
やめて数日間後に旅に出る
筆者の場合はそもそも海外旅行に行くために始めた禁煙でもありましたが、禁煙後数日の間に大きく環境を変えられたのもとても良かったと実感しています。
習慣化された喫煙する場所やタイミングを、離脱症状のきつい時期に忘れさせることができるので理にかなっていると思います。
禁煙は3日〜10日くらいが一番しんどいと思うので、最初の波が来る3日目くらいのタイミングで旅行に行くとか実家に帰るとかすると良いと思います。
なので禁煙を始めるならゴールデンウィーク前やお盆休み前がベストです。
とはいえ、この執筆時点では新型コロナの影響で旅行や帰省ははばかれますので、次の方法が良いと思います。
大きく環境と習慣を変える
旅に出るのと同じような意味ではありますが、何かしら環境や習慣を変えることがとても有効だと思います。
よくある話だと水を飲むと飴を舐めるだとかがありますが、部屋を模様替えするとか職場のデスク周りを変えるのも良いです。
筆者の場合は自宅内で自室を引っ越しさせたり通勤経路を変えてみました。 起床時間も1時間早くしました。食卓の場所も変えました。
朝起きた時や食事の時に目にする部屋の景色が変わるだけで気持ちもリセットされます。
しばらく飲みに行かない
何よりもしばらくの間は飲みに行かない(喫煙者とは特に)ことが重要だと思います。
筆者の場合、当時飲みに行くことも習慣化されていたので、禁煙を機に飲みに行くのをしばらくキッパリやめました。 友人はもちろん仕事の飲みも適当なことを言ってやめました。
当時、飲食店の分煙なんてほとんどされていなかったので、煙による誘惑も多かったですし、お酒で気持ちがゆるくなったり、今までお酒とセットだった習慣も思い出してしまいます。
お酒を飲む人は少なくとも外での飲みはしばらく避けましょう。
一本吸ったら二度と禁煙できない
禁煙後に一本でも手を出したら二度と禁煙できないと思うようにしていました。
これまでの努力が無駄になるとかじゃなくて、次吸ったら人生終わりくらいに思っていました。
「1ヶ月くらい経ってもう平気だし、一本くらい問題ないだろ」なんて思うことが必ず来ます。
吸ってしまえば絶対に一本では済まなくなります。
筆者も幾度となく誘惑にかられましたが、「一本吸ったら終わり」を胸に16年禁煙を続けることができました。
まとめ
探せば山のように出てくるであろう禁煙法の一つですが、筆者の成功談が誰かの禁煙の助けになればと思い書いてみました。
やはり、最初の目論見通りタバコによるストレスから解放されました。 お金が浮いたことや健康になったことは意外と実感しにくいですが、このストレス軽減はすごく大きく体感しています。
筆者のニコチン中毒度合いが凄かったのでしょうが、タバコを吸えないことのイライラが人生のストレスの半分以上を占めていた気がします。
きっかけなんて何でもいいのですが、この記事が禁煙を始めるきっかけとなり成功の一助になれたら幸いです。
ぜひストレスフリーな生活を送って、ついでにお金と健康を手に入れましょ〜!