【この記事は消えてしまったブログからの転載です。2016年ごろ】
15年くらい使っている、ハーマンカードンの透明クラゲことSoundSticks初代ですが、近頃スピーカーが外れたり、ケースが分解されたりもあってか、一定の周波数で共鳴ノイズが乗ってしまい合唱曲やクラシックを聴くと必ずブーブー鳴って困っていました。
ロック系だと全然問題なく元気の良い音を鳴らしてくれるんですが。 さすがに15年ですからね(^^;
スピーカーを買い換えようかと思いましたが、経験上1万円未満のスピーカーであまり満足できる気がしないので、躊躇していました。
音の繊細な違いなんて全然わからないバカ耳ですが(^^;
- 自作スピーカーという選択肢
- バーツ一覧
- 組み立ては極めて簡単。
- で、音質は?
- 1万円以下のスピーカーを狙っているならこれにすべき
- アンプは軽くて眩しい
- 失敗した点
- iTunesのイコライザ
- ハッとする瞬間が多い
自作スピーカーという選択肢
というわけで、悩んでいましたら、Lepyという中華デジタルアンプの評判の良さを聞き、250円(!?)のスピーカーがかなり良いという情報を得て、Fostexのスピーカーボックスがコスパ最強という話も聞きかじり、注文したのは2か月くらい前だったかな(^^;
なんせ、そのスピーカーボックスがどこも在庫がなくて(笑)(2022年4月現在Amazonに在庫あります)
バーツ一覧
● 秋月電子 8Ω10W広帯域用スピーカー(すでに同一品はありません。後継機はこれかな?)
300円×2個 - 割引100円+送料500円
● FOSTEX スピーカーボックス P800-E
1,554円×2個
● Lepy LP-2024A+ アダプターセット
3,200円
合計 7,308円(201611時点)
それが、ようやく先日届きましたので、早速組み立ててみました。
リンク先は色違いになります。
組み立ては極めて簡単。
工作苦手な自分でも難なくクリアできました。
普通の人なら15分もあれば組み立てられるでしょう。
自分は酔っ払いながら一時間かかりました(^^;
スピーカーのビス穴を揉む
本来は穴開ける前にスピーカーボックスの通電テストなりやっておかないと、不良品だった場合返品できなくなるので、先にやっておきましょう。
スピーカーをあてがって、ビス穴位置の見当をつけます。 そして付属の木ネジで半分まで締め上げて、その後盛り上がった部分をカッターで切り落とします。
スピーカーをボックスの配線に接続
どっちが赤かわかりません(笑)調べてもわからなかったし見た感じどっちでも良さそうなので、左右のスピーカーで揃えとけばいいかな?(^^;
誰か正解教えて。
スピーカーを取り付け
スピーカーボックスに取り付けます。
9割程度まで締めたら、対角線上に徐々に交互に締めていきます。
アンプと繋げる
今回、シルバーカラーが欲しかったので、ケーブルとアダプターセットモデルにしましたが、そのヘッドホン端子からステレオコンポジットのケーブルは全くダメでした。
接触わるすぎるわノイズはひどいわ左右の音量差は出るわで。ソッコーで捨てました(^^;
それこそ十数年前のケーブルがあったので繋ぎました。全く問題ありません。
ちなみに、スピーカーのコードがなかったので、ホームシアター(もうテレビが死んでるので使っていない)のスピーカーケーブルを引きちぎって使いました。パソコンデスクに設置するので1mもいらないですし。
被膜を剥くのとか何年ぶりだろう。
付属のアダプターはこんなの↓
で、音質は?
中高音域がとてもいいです。 ピアノ曲とか弦楽奏とか聞いていると、まさかこのセットで?!というくらいいい音がします。 もう、めっちゃクリアなのにふくよか。とっても引き込まれます。
正直、これがスピーカーによるものなのかアンプによるものなのか、自分には全然わかりませんが、とにかくこのトータルですごい良い音を鳴らしてくれます。
ただし重低音は鳴らない。
サイズから考えると当然なのですが、重低音は鳴らないので、最近のJPOPやHiphopやEDMのような音には多少物足りなさを感じます。
いわゆるドンシャリズンドコ系のスピーカーとは違います。
ちなみに、前回レビューしたHarman/Kardon Onyx studio bluetoothもいい音なんですが、それはズンドコ系でこの自作スピーカーとは対極に位置する感じです。
どうしても物足りなさを感じるなら、サブウーハーを追加してもいいかもしれません。
しかしイコライザー!
ただアンプのイコライザー(トーン)を両方上げてドンシャリ気味にセッティングしてやると、全然楽しめる音になります。
しかも、これがボタン一つでON/OFFできるので、曲のジャンルによる切り替えも一発でできます。
ノブを回している最中は派手に変わっている感じはないですが、ON/OFFスイッチで切り替えると結構スピーカーのキャラクターが変化しているのがわかります。
Sound Sticksとの比較
まあ、壊れ(ている)かけたスピーカーと比べるのもなんですが(笑)
サブウーハーの重低音とドンシャリサウンド以外は圧倒的に今回のセットがいい音です。
ジャンルや音源によるところ、そして好みによるとこは大きいですが、中高音域のクリアさと解像感に気付き始めると、逆に重低音がしょぼく感じるようになりました。
1万円以下のスピーカーを狙っているならこれにすべき
重低音こそないけれど、音のクリアさと中高音域の再現性を考えればアンダー1万円でこれはないだろというほど良い音ですので、迷っているならいますぐ買うべきです。
アンプは軽くて眩しい
アンプ、めっちゃ軽いので両面テープで置く場所に固定したほうが良いです(笑)
あとボリューム回りの青色LEDがめっちゃ眩しいので、目線に入らないとこに置いたほうが無難です。
失敗した点
酔っ払っててなんにも考えてなかったのでスピーカーの取り付けが斜めになりました。酔っ払ってない時に組み立てましょう(笑) ま、音質には関係ないんやで(汗
iTunesのイコライザ
今回、新たにイコライザを設定してみました。
こんなもの体調によって結構変わってしまいますが(笑)
このくらいのドンシャリ気味で設定すると、アンプのトーンをパイパスさせてもクラシックからEDMまで元気よく聴けると思います。
ちなみに、Lepyのトーンはバイパスさせた方が心なしかクリアな音になります。
ハッとする瞬間が多い
しばらくこの自作スピーカーだけで聴いていると今まで聞いたことのなかったような音が聞こえてくるってのも大げさではなく事実です。
クリアなデジタルアンプの処理でスッキリ分解された音が、豊かな中音域で再現性高く鳴っている感じがします。
本当、トランペットやピアノやバイオリン、ボーカルやギター、ハーモニカなんかが、今で聞いたことないくらい艶やかにリアルに聞こえます。
なんだか全ライブラリーをこのスピーカーで聴き返したくなってしまいました。
リンク先は色違いになります。
秋月電子 8Ω10W広帯域用スピーカー(すでに同一品はありません。後継機はこれかな?)
【追記】 その後LEPYのスピーカー端子の爪が折れてしまって接触が悪くなったので、またまた安価なデジタルアンプを購入しました。USB接続でLEPYを超える音質となります。かなり良いです↓