【この記事は消えてしまった旧ブログからの転載です】
座面のワイヤーが折れた
大変お気に入りのSteelcaseのThinkチェアですが、座面を支えるワイヤーが折れてしまいました。しかも立て続けに2本も。
うーん痩せたんだけどなぁ(ー_ー;)
まぁ、中古で購入してるので金属の経年変化による劣化でしょうね。
メーカーは素っ気ない
とりあえずメーカーであるSteelcase社にメールしてみました。 正規代理店での購入以外は保証対象外とのつれない返事(^_^;
仕方ありませんが。
うーん
さすが内田洋行
そんなかんだでググりまくっていると、内田洋行がSteelcase製品の代理店で子会社のウチダテクノが修理部品も取り扱っているとのこと。残念ながらサイトの方にはワイヤーのパーツは掲載されていませんでしたが、問い合わせメールを送ったところ、電話にて連絡があり、ワイヤーのパーツも販売しているとのこと。
おお!
完全に自力で修理
ただ、完全に自力で修理しないといけない為、とりあえず修理可能かどうか分解に挑んでみることにしました。
座面のクッションをめくってみるとどうやらトルクスドライバーが必要な感じ。(写真は座面をイス本体から外した状態です)
トルクスは持ち合わせていないので、Amazonで38種類の交換ヘッドのついたドライバーが500円くらいで売っていたので、ポチりました。いやー便利な世の中です。
いよいよパーツを発注!
見切り発車感強めですが、なんとか自分で解体できそうだと思いパーツを発注しました。 ワイヤー1本1,000円×2本、送料代引き手数料で1,000円と消費税での計3,240円でした。 もしイスを修理してくれるところがあったとして、イスごと送るとしたら片道送料だけでこれくらい行きそうです。
電話で発注してメールで見積注文書をいただいて、メールにて再度発注の意思を伝えるというやり取りがありましたが、そもそもFAXでの業者との取引を想定しているんでしょうね(^_^;A そうは言ってもスムーズに発注して即時発送していただきました。
届いた。
本当に自力で出来るかしら(^_^;A
なぜだかThinkチェアの解体方法はいくらググっても出てこなかったので、完全に手探り状態です。 アメリカのサイトに分別破棄用の解体手順はありましたがいきなり布を剥ぎ取ってはさみで切る的な内容です。
ちなみにこういった分解修理作業は非常に苦手なジャンルでして、若かりし頃にCDプレイヤーの精密基盤を修理できたので自分は天才かと思ったら、ケースに収める際に壊してしまうとかそんな感じです。
さて無謀にも挑戦してみます。
緑のストッパーパーツを外す
座面のサイドをめくるとトルクスビスが左右両側で10カ所ありますが、この段階で外す必要はありません。自分は外してしまいめんどくさいことになりました。
座面を外したあとパーツが見やすいよう撮影しました。こんな感じで爪がかかっています。
上に抜けます(ピンぼけすみません)
まずは左右にある緑色のパーツの爪を座面下側から外側に押し付けながら上へと押して外します。爪が引っかかっているだけなのですが結構外側に強く押さないといけません。 これがわからなくて30分くらい苦戦しました。
座面を外す。
緑のパーツが左右とも外れたら、座面のスライドバーを上に押し上げて前に引き出すと、ストッパーとなっていた緑のパーツがなくなっているので、そのまま手前に引き出せばレールから外れて座面が取り外せます。
座面からワイヤーの押さえを外すのは左右どちらかだけでOK
すると先ほどのトルクスねじを緩めるのですが、左右のどちらか片側5カ所だけ外せばOKです。自分は両側外してめんどくさいことになりました。
すると、ワイヤーを押さえているパーツが外れますが、あわせてスライドパーのパーツやバネも外れるので注意です。
ワイヤーは端がL字のかぎ型になっているだけですので、ワイヤーを起こして、押さえから外すことができます。折れているワイヤーを外して、新品のワイヤーに付け替えます。
押さえパーツを戻すのが一番の難所か
そして外した押さえを元に戻す訳ですが、これがかなり難しいです。できれば助っ人が欲しいです。
元に戻すパーツたち
板バネをレバーの下に挟んで
シーソーになるコマの穴に挿して
仮止めしてしまう方が無難
ひっくり返してビス穴を合わせて被せます。
だいたいパーツをセットした後、押さえをひっくり返した時にパーツが外れます(笑) なのでコマの部分を仮止めテープで押さえるか(ただし止めた後見えない部分は剥がせないかも)がんばって手で押さえながら外れないように位置を合わせるくらいしか思いつきませでした。しかし、それでもレバーと離れる方向に少し動かしてしまうとシーソーのコマから抜けて外れます(^_^;A
何か他にいい方法があるかもしれません。
まぁ、何回でもリトライできるのでそのうち出来るでしょう(笑)
これさえ元に戻せたらもう出来たも同然。
後はレールにはめてストッパーを付けるだけ。
レールにスライドしてフレームに戻したら、緑のストッパーパーツをはめ込んで完成です。 レールスライドのパーを引いてちゃんと機能するか確認しましょう。
と、言う訳で、かなりニッチな情報となりましたが、こんな自分でも修理できましたので、ぜひ参考にしていただいてセルフリペアにチャレンジしてみてください!
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