年末散財の勢いに任せて発売(2018/12/25発売)されたばかりのSoundcore Liberty Air をポチってしまいました😅
Anker Soundcore Liberty Liteを気に入ってるのになぜ買ってしまったのかよくわかりませんが、Liberty Liteが気に入っているからこそAnkerの新製品に期待してしまったのでしょう。
内容物
バッテリーケース
イヤホン本体
マイクロUSBケーブル
交換イヤーチップ(イヤーピース)4サイズ
説明書類
まるでApple Air Pods
装着した見た目そのまんま、耳うどんでおなじみ Apple Air Podsです。
ブラックとホワイトがあって自分はホワイトをチョイスしたのですが、遠目で見たらAir Podsと区別つかないでしょうね。
もはや、"なんちゃって"をつけてて恥ずかしくなるようなものでもないので、その点は良いでしょう。
実用的にはつけてることが人からわかりやすいので、聞こえてないオーラを出すことができます。
ペアリングは簡単
Soundcore Liberty Airをケースから取り出して、スマホのBluetoothの設定からSoundcore Liberty Airを選択するだけです。
ケース小さいのにバッテリー長持ち!
Soundcore Liberty Liteに比べてバッテリー駆動時間はケース込みで12時間 → 20時間、イヤホン単体で3.5時間 → 5時間とめちゃくちゃ駆動時間が伸びているのにも関わらず、ケースサイズはコンパクトに感じます。
形状が違うので単純な比較はできませんが、ポケットの中でよりスッキリ収まるようになりました。
重量はLiberty Airが55g、Liberty Liteが51gというカタログ値になっていますが、持った感じの差異はほとんどわかりません。
充電はマイクロUSB。ケース底部にあります。
もちろんマグネットケーブルのコネクタを取り付けますが、せっかくのなめらかな仕上がりなので、突起が出てしまうともったいない気もします。
マグネットでカチッとケースに収まります。
他のAnker製品との比較です。
操作性
今回から、タッチバッドでの操作となりました。
外側の丸いところがタッチセンサーになっています。
右耳ダブルタップで再生停止。
左耳ダブルタップで曲戻し。などなど。
特別操作しやすいとは思いませんが、防水性や耐久性を考えると物理スイッチよりも良いとは思います。
接続直後の反応があまり良くない気がします。
相変わらずイヤホンからは音量調節ができません。
Air Podsのように耳から外して一時停止のようなこともできません。
ケースにしまうと電源OFFとなり再生は停止します。
IPX5防水
当然のように IPX5防水仕様となっています。
IPX5というのは、「噴流水に対して保護されている」完全防水に分類され、雨やシャワーを直接浴びても問題ありません。
音質は?!
さて、肝心の音質です。
第一印象は、かなり思い切って中高音寄りに振ってきたなという印象です。
イヤーチップの選択が重要
ちょっと低音が弱すぎる!?と思ったのですが、イヤーチップを適切なサイズに変更したら十分な低音でした。
適切なサイズのイヤーチップを選択することで、低音自体の不足は全く感じません。スピード感のある低音がしっかり聞こえます。
完全に今までの格安中華イヤホンによく見られた低音重視音質とは全く違います。
とはいえ、ドンシャリ(中音域が抜けた感じ)傾向ではありますが、ドンシャリの中でも高音寄りのセッティングです。
ちょっとガサつく音があったりしたのですが、多分エイジングで良くなると思われます。
中音〜中低音のふくよかさに少し物足りなさを感じますが、そのぶんスッキリ聴きやすい印象です。
音の分離もこの価格帯としてはなかなか良いと思います。
Anker Soundcore Liberty Lite と比較
Anker Soundcore Liberty Liteで聞いた後にLiberty Airで聞くとかなり中高音域の広がりを感じます。
さらに聴き比べると、やはりLiberty Airの方が圧倒的に抜けが良く気持ちよく聞くことができます。
曲によってはLiberty Liteだと音が篭って聞く気がしない曲もLiberty Airだとすごく聴きやすくなります。
装着感でいうと、Liberty Liteが完全に耳栓で、重心が耳穴なのに対して、Liberty Airはうどんがある分、重心が適度に分散していて軽いつけ心地です。
Liberty Liteはイヤーサポート(羽)でしっかり耳穴に固定するので、絶対落ちないような安定感はあるものの、圧迫感がありました。
とはいえLiberty Airも日常生活ならまず落ちることはないと思います。
Apple Ear Pods(iPhone純正) と比較
Ear Podsって全然音悪くないんですよね。っていうかむしろ良い。
結構中域がしっかりでて中低音もブリッと鳴る。
正直、下手な安イヤホン買うならEar Podsが良いと思いますよ。
そんなEar Podsを聞いた後にSoundcore Liberty Airを聞くと、すごくドンシャリに聞こえます。
Ear Podsはそのゆるい装着具合から、低音域の下の方が耳に届きにくいんですよね。なので曲によってはちょっと退屈な感じにもなってしまいます。Liberty Airの方は低音域の下の方もしっかり聞こえます。
しかしEar Podは耳にしっかり収まってくれないのでポロポロ落ちて着け心地は悪いですし、遮音性もイマイチです。
その点Liberty Airの装着感はしっかりしています。
UE900s と比較
流石にこれは分が悪すぎました😅
UE900sは自分が買った時は4万円台でしたしね…今じゃ2万円台ですが
聴き比べれば聴き比べるほど感動してしまいます、UE900sに…ボヘミアンラプソティ聴いて涙が出ました。
Liberty Airもそこまでではないまでも、とてもクリアな音質で、UE900sだとある意味聴け過ぎて聴き疲れするようなこともありますが、Liberty Airは疲れることはなく程よい感じです。
UE900sはワイヤード(有線)ですし、シュアー掛け(耳にコードを引っ掛けて後ろに流す) もちょっと手間です。
総評
いろんなジャンルの曲を聴いてみましたが、特にギターやシンバル、ボーカルがとてもきらびやかに聞こえます。
そして、分離も良くすごく広がるステレオ感を感じます。
MichaelJacksonの Black Or Whiteみたいなギターに打ち込みにシンセベースみたいな曲は特に超楽しく聴くことができますし、The StylsticsのCan't give you anything(But my love)なんかもラッパの音はしっかり耳に響いてくれますし、ボーカルが入ってからの完全にオールディーズな抜けの良くない音質もクリアに聴こえて良い感じです。
もちろん中高音がきらびやかで広がりがあるのでクラシックやジャズなどにも向いていているんですが、欲を言えばもうちょっと中音域の厚みが欲しいかなというくらいです。チューバやユーフォくらいの音域だったりタムの厚みなんかがちょっと物足りない感じです。
この不満はイヤホンだと全般的に感じるので、ヘッドホンを使わないと満足しないと思います。
AirとLiteどちらを買えば良いの!?
音質で言えば中低音の響きに差があるので、ロックなどアコースティックなドラムやエレキベースを使用した楽曲はLiberty Liteの方が向いています。
EDMなど打ち込みシンセ系のドラムやベースだとLiberty Airの方がスピード感(響きが少ない)があって気持ちよく聞くことができます。
あと、伸びやかで広がりのある高音域でギターやボーカルを楽しむなら断然 Liberty Air でしょう。
これからのエージングで変わるかもしれませんが、Liberty Airの方が硬めの音だと言えると思います。
装着感で言えばLiberty Liteはしっかり耳の穴で固定され、激しく動いても全く落ちそうにないですが、その分圧迫感があります。
Liberty Airの方は付け心地が軽く、圧迫感か少ないです。とは言え落ちやすいことは全くありません。
今まで満足していたLiberty Liteが少し物足りなく感じてしまうほど、一皮向けた音質で装着感も軽いのでとてもおすすめできる完全ワイヤレスイヤホンです。
音質が思いのほか違うので使い分けられると思ってましたが、自分の場合は完全にLiberty Air オンリーになってしまいそうです😅