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日立のドラム式洗濯乾燥機ビッグドラム BD-NX120FLを買ったのでレビュー

ビッグドラム

日立のドラム式洗濯乾燥機、ヒートリサイクル風アイロンビッグドラム BD-NX120FLを購入しました。

2ヶ月ばかし使用しましたのでレビューしたいと思います。


常時使える乾燥機が欲しい!

今回購入する前に使っていたのはシャープの縦型洗濯機でした。

8kgほどの大きさですが、乾燥機能までついていました。

シャープの縦型洗濯機は穴なし洗濯槽なので洗濯槽洗浄の必要がなく とてもよかったです。

プラズマクラスターも意外と重宝しましたよ。

9年目でまだまだ使えましたけど、常時使える乾燥機能が欲しかったんですよね。

縦型の乾燥機能は、タオルや下着くらいなら問題ありませんでしたが、シャツなんかはめちゃくちゃシワが寄って そのまま着ることができませんでした。

引っ越してベランダが東向きになり洗濯物が乾きにくくなったこともあって、シワが寄らないドラム式洗濯乾燥機が欲しい!ということになりました。


実はドラム式 3台目

20数年前にケンモアというアメリカのメーカーのドラム式洗濯乾燥機を買いました。 まだ日本の一般家庭にほとんどドラム式がなかった頃です。

なんでそれを買ったかって?

ジャスコの店内を歩いていたら、洗濯機の前のベンチに座ってた外人さんが突然「ケンモア ナンバーワン!!!!」って言ってきたんですよ。

そりゃ、買いますよね。

これが結構ひどい買い物で、トラブル続きの代物でした。白物だけに…

振動とか騒音とか今のドラム式を考えるとあり得ないほど壮大なものでしたが、 一番酷かったのはドラム内で洗濯物が引っかかって、服が破れるようになったことでした。

というわけで、わずか数年で買い換えることとなります。

クソ外人め…!


そのあと買ったのは、安心国産の東芝 ホームランドリー銀河21でした。すごい名前だな。

銀河21

クソケンモアに比べれば静かで快適でとても良い洗濯機でした。

そんな東芝もやがて洗濯物が黒ずむようになりました。 洗濯槽も掃除したつもりだったんですがダメでした。

これは9年くらい使いましたかね。がんばりました。

電気代が気になるので、乾燥機能はあまり使ってませんでした。


ドラム式はドラムの大きさが肝

開いたとこ

今回、日立のビッグドラムをほぼ指名買いで購入したわけですが、その理由は名前の通りドラムがデカイということにつきます。

ドラム式の洗い方は基本たたき洗いですので、より高低差のつくビッグドラムが有利。

そして、乾燥時はより洗濯物が広がるからシワがつきにくいというわけです。

その日立のビッグドラムの中でも、よりドラム径の大きいモデルにしました。

さらにその中でも洗剤柔軟剤自動投入機能がついたフラッグシップモデルを選択しました。

洗濯のみなら12kg!?、洗濯乾燥なら7kgまでいける超大容量です。

3人家族には持て余し気味な気もしますが、余裕がある方がさらにシワが寄りにくいはずです。


気になる電気代は

日立の乾燥方式は電気代がお得で有名なヒートボンプ式ではありません。

日立独自のヒートリサイクルという方式となっております。

この部分、筆者としても気になるところでしたが、カタログスペック的には 他メーカーのヒートポンプ式と比べて同等〜やや劣るものの、単純ヒーター式のように大幅に劣るものではない感じでした。

ちなみに洗濯〜乾燥時にかかる電気代を比較してみますと、

  • パナソニックNA-VX900B(洗濯容量11kg乾燥容量6kg)が標準乾燥モードで約24円(890Wh)、省エネ乾燥モード約17円(620Wh)

  • 東芝TW-127X9(洗濯容量12kg乾燥容量7kg)が標準モード約31円(1150Wh)、省エネ乾燥モード約19円(710Wh)

  • シャープES-W113(洗濯容量11kg乾燥容量6kg)約16円(600Wh)

  • 当機種、日立BD-NX120F(洗濯容量12kg乾燥容量7kg)は約31円(1,130Wh)

となっております。

標準コースでは乾燥容量を考えるとほぼ同等と言えますが、パナソニックや東芝の省エネモードには敵わない感じです。ただ省エネモードは乾燥ムラが起きやすいという話もあります。

シャープが抜群の省エネ性能に見えますが、乾燥時間が長く、パナソニックや東芝の省エネモード相当の時間になっています。

日立は省エネモードじゃない割に乾燥時間も長いので、やはりやや劣る感じです。

ただ単純ヒーター式(日立BD-DKX120F(洗濯容量12kg乾燥容量6kg、縦型))が約59円(2170Wh)ですのでそれよりは大幅に省エネです。


約65度 低温乾燥

開口部

ヒートリサイクルとはいえヒーター式だから乾燥温度が高くて洗濯物の縮みがあるんじゃないの?

と心配されるかもしれませんが、これもヒートポンプ式と同等の低温65度乾燥で洗濯物の縮みが軽減される仕様です。


1ヶ月使ってみて


掃除めんどい

ホコリ


毎回乾燥運転までする上で一番びっくりしたのは、取り出し口のホコリがすごいことです。


ホコリ
こんなにたくさんのホコリが…


ドラム式はある程度ホコリが溜まりやすいのは経験済みでしたが、それでも想像以上に大量のホコリがつきます。

ま、多かろうが少なかろうが毎回掃除しないといけないので手間はあまり変わらないかと思ってます。


排気フィルター
排気フィルターのホコリ取りはワンタッチ


それに加え排気フィルターの方にもホコリが溜まります。

そちらはワンタッチでホコリを取ることができますが、開口部の掃除と合わせるとまあまあ手間となり結構めんどくさいです。


糸くずフィルター
糸くずフィルター


乾燥時間長い

4時間弱…
4時間弱…


電気代のとこでも書きましたが、乾燥時間がめちゃくちゃ長いです。

カタログ上で洗濯乾燥約190分とあります。同容量の東芝が標準コース約108分ですので大違いです。

実際使ってみると190分どころか240分(4時間)近くかかることもザラです…。

ヒーター式なのに低温乾燥で省エネということはこういうワナがあるんですね。

筆者の場合はほとんど仕事に行っている間に行うので実用上あまり問題ないのですが、それでも長すぎて気になります。


休日とか数回回したいし、早く仕上げたい場合困るじゃん!

そんな時のためにお急ぎコースがあり約105分に短縮されますが、電気代は約41円(1500Wh)と少々高くなってしまいます。

まあ、非常時と割り切れば大きな金額ではありませんが…。


下水臭くない

以前の機種ですがネットの口コミで「排水溝から下水臭がする」との書き込みを見られるのですが、全くそんなことはありませんでした。少なくとも我が家では。

その書き込みの下水臭の原因としては下記のようなことが考えられるようです。

日立のヒートリサイクル(空冷時)は排気を排水溝へ流す仕組み。 排気後、水が抜けた排水トラップに水道水を戻すのですが、乾燥時に蛇口が空いていないと排水トラップに水がたまらず臭気が上がってくる可能性があるそうです。

または、そもそも排水トラップが機能していない状態であった…ま、その場合はそれまでにも下水臭がしていたのではないかと思いますが。

環境によって何らかの原因があるんでしょうかね。


汚れ落ちは非常に良い

今まで使ってきたドラム式、縦型含めて自分史上最高の汚れ落ちです。見事な洗い上がりです。

通常運転でもなかなかの汚れ落ちですが専用コースでの洗い上がりも非常に良いものでした。


温水ミスト(黄ばみ除去コース)

子供の昔着ていた体操服が真っ黄色になっていたので捨てようと思ってましたが、試しに温水ミスト(ダウンロードコース:黄ばみ除去)をしてみたら真っ白になりました。超びっくり。思い出の品として取っておこうと思います。


洗剤直塗りコース

どうも今まで何回洗濯しても取れないシミ(原因不明)が数カ所あったので、洗剤直塗りコースを試してみました。

これもびっくり。見事にシミが取れちゃいました。


今のとこ試した洗濯の専用コースは上記の二つです。

日立がすごいのか最新の洗濯機は皆こうなのかわかりませんが、通常コースも含めて洗い上がりに感動しています


乾燥もとてもシワが少なく完璧

ブラウスも全然シワなし
ブラウスも全然シワなし

だいたい毎回、洗濯乾燥を洗濯物4kgで運転しています。

期待していた「風アイロン」による乾燥後のシワの少なさでしたが、期待通りの仕上がりでした。

今まで絶対乾燥機で乾かすのは避けていた綿のTシャツも通常着る分には全く問題ないシワの量です。

もちろんアイロンをかけたように全くシワがないことはありませんが、シャツもジーンズもそのまま着れる仕上がりです。

ポリエステル混合のブラウスなんかは全くシワがつきません。

おかげで、全洗濯物を乾燥まで回すことができています。


スチームアイロンコース

この風アイロンを活かしたシワ伸ばし専用のスチームアイロンコースというのもあります。

たたみジワができたものなんかをこのコースで回すとシワを取ることができます。

完全にシワが取れるわけでもありませんが実用的なほど十分シワが取れます。


洗濯槽自動おそうじ

洗濯槽の自動おそうじ機能もついてます。使用水量のカタログ値のためなのかデフォルトでONになってませんが、ONにしておくと毎回綺麗な水道水で洗濯槽をおそうじしてくれます。何気に必須な機能かと思います。(追加コスト1回あたり2.9円)


洗濯のたびにホコリを洗い流す「乾燥ダクトクリーンシステム」も搭載されていて、乾燥ダクトのホコリ詰まりを防ぐことができます。


雑誌記事のネガキャン?

某雑誌メディアのWeb記事に「汚れ落ちにムラが出たうえに、洗濯物はほとんど乾かず」なんて書かれていました。

他にも「タオル類以外にはシワが残ってしまう残念な結果」「扉がカチャッと閉まる音が軽く、閉まったのか分かりにくい」 などと書かれています。

こんな感じで比較ランキングは最低ランクになっていましたが流石にこれはネガキャンすぎるだろと。

雑誌メディアなんでいろんな力がかかるかと思いますが…

正直にやってこの検証結果なら設置が悪いとか壊れた個体だったとかしか考えられません😅


かと思えば、他の雑誌メディアのWeb記事では、パナソニック最上位機種との比較(旧機種ですが)でダントツのシワの少なさと評価を得てるんですよね。他の記事でも「断然日立。乾きムラがほとんどなく、シワのなさはほれぼれするほど。」なんて絶賛だったり。


まあ、我が家で最新機種を揃えて比較レビューすることはできませんが、少なくとも前者の記事のようなネガティブ要素は全くありませんよ。


まとめ

最新のドラム式洗濯乾燥機はすごいなぁと感心しきりっぱなしです。

洗剤自動投入も地味に便利ですね。入れる手間がなくなったことも良いのですが、洗剤や柔軟剤を適切な量投入できることが最大のメリットだと感じました。しかもAIが状況に判断して量を調節してくれるし。

今までどんな時も多めに入れてました。入れすぎは洗濯物にも洗濯機にも良くないらしいですね😅もちろん経済的にも。


天気を気にせず回せることもとても心強いです。

東向きのベランダでも時間気にせず回せます。

部屋干しするとこも無くなったので、部屋がきれいになりました。

干さなくて良くなって手間が減ったかといえば、今まで干したのそのまま着ることも多かったので、干す手間と畳む手間が入れ替わった感じでしょうか(笑) 干し終わって畳まないものも多々ありましたので、部屋が片付いたことは間違いありません。


メリットデメリットをまとめますと


メリット

  • シワがとても少ないので全洗濯物、毎回乾燥まで回せる
  • 容量が大きいので3人3日分ためても乾燥まで余裕
  • 洗浄力すごい(自分の経験上)
  • さまざまな実用的なコース(温水ミストやスチームアイロンなど)
  • 電気代は他社ヒートポンプ式+α 程度。単純ヒーター式の約半分
  • 運転音めっちゃ静か(乾燥時に少し高音が気になるくらい)

デメリット

  • 開口部のホコリ取りがめんどう
  • 運転時間長い
  • 他社ヒートポンプ式の省エネコースよりは電気代が高い

こんなとこでしょうか。


操作部

あと、操作部が古臭いなんてこともありますが、下手なUIのタッチ液晶搭載されるよりかはマシかなと思ってます。 先進性はないですが、わかりやすくて使いやすいですよ。


と、こんな感じでほぼ2日おきに毎回乾燥まで運転しておりますが、ほんと買ってよかったと実感しております。


ドラム式洗濯乾燥機を検討されている方の参考になれば幸いです!



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